大人のマナー講座 #16 「カジュアルだからこそ品と心配りを~ビュッフェスタイル~」

お正月気分もそろそろ抜けてきた頃でしょうか。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、ホテルや旅館などの宿泊先、ご友人とのランチ、会合などのパーティーなどで「ビュッフェスタイル」での食事をご経験される方も多いと思います。会席料理やフレンチのコースですと、きちんとしたマナーが確立されており、ご存じの方も多いのですが、意外とカジュアルなスタイルだと「どうしたらいいの?」と迷ったり、自分本位になってしまいがちです。今月は「ビュッフェスタイルのマナー」についてご紹介いたします。

■ビュッフェの食べ方と順番

ビュッフェテーブルは原則、右から左の「時計回り」に進みます。逆方向へ回って列を乱さないように気をつけましょう。ビュッフェは好きなものを好きな分取り分けるとは言え、いきなりメインやデザートをいただくのはスマートさに欠けます。通常のコースの順番である「前菜→スープ→メインディッシュ→デザート→コーヒー/紅茶」の流れで食べると良いでしょう。それぞれのお料理は、並んでいるものは左端から、積まれているものは上から取り、なるべく盛り付けを崩さないように気をつけます。

■カトラリーの扱い方

お料理を取り分ける時は、サービス用のスプーンを右手に、フォークを左手に持ちます。(右利きの方の場合。左利きの方は左右を入れ替えてお読みください。)お料理をスプーンですくってから、フォークで抑えるのがマナーです。カトラリーを落とした場合には、自分で拾わずにその場でウェイターを呼んで拾ってもらいましょう。

■お料理を山盛りにしない

お料理を、自分のお皿に山盛りに取り分けるのはNGです。移動時にこぼして周囲の方の服や、会場を汚したりするかもしれませんし、見た目にもあまり美しいとは言えません。

また欲張ってお料理を取った結果、結局食べられずに残してしまうことになるかもしれません。盛り付けるのは、1度でだいたい2~3品がベスト。お皿の内側のくぼみに納まる程度を目安とすると良いでしょう。また、お料理を親切心から他人の分まで持っていくのはマナー違反ですので、自分が食べる分だけをお皿に取ります。

■お皿を分ける場合

冷たいお料理と温かいお料理を取り分ける時は、別々のお皿を使うようにしましょう。また汁気のあるものとないものも、同じお皿に乗せないようにします。

■汚れたお皿はこまめに交換

ビュッフェでは、お皿は何度でも交換できるように多めに用意されています。新しいお料理を取る時は、その都度新しいお皿を使いましょう。一度使ったお皿を再度使うのは避けます。

■お料理テーブルの周りはあけておく

自分の分を取ったら、お料理テーブルの周辺からすぐに離れるようにします。他の方々のご迷惑になりますので、テーブル周辺でそのまま食べたり、話し込んだりしないように気をつけましょう。

いかがでしたか?今回は食事の場面でしたが、カジュアルな場面こそ、その方の品や周囲への配慮といった人間性がにじみ出ますので、ぜひそのような場面こそ意識されてみてください。