大人のマナー講座 #22 「贈り物をする際の心遣いとは?」

7月に入り、そろそろお中元選びを始めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

お子様がいらっしゃるご家庭には質より量を重視したもの、ご夫婦だけのご家庭には量より質を重視したもの、単身者の方には手軽に調理ができる食事のセットなど、贈り物はご自身の好みではなくお相手の家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶと喜ばれます。

元々、贈り物は「ご自宅や職場を訪問して直接お渡しするもの」とされていましたが、生活様式の変化や配送システムの発達により、最近は配送業者に依頼してお送りすることがほとんどかと思います。その際、何か気をつけていらっしゃることはありますか?デパートのお中元コーナーやオンラインショップで品物を選んで、配送手配をして、終わり、では慣例化した行事のようで少し寂しい気がします。それではどのようにしたら、こちらの気持ちもお相手に伝わるでしょうか。

実は、「贈り物がお相手に届く前に、お手紙でお知らせする」ことが、贈り物をする際のマナーとされています。先程述べたとおり、本来は「こちらから参上して贈り物を直接手渡す」ことが礼儀なのですが、その手間を省いている失礼をお詫びする意味で、先にお手紙でお知らせするのです。お手紙と言っても、便箋を使う必要はなく(もちろん便箋を使われても問題ありません)、葉書でお知らせする程度で構いません。【ご機嫌伺い、贈り物をお送りした旨、到着しそうな日にち、お相手やご家族の健康を願う言葉】というように、シンプルな内容でも十分にお相手にはこちらの心遣いが伝わります。

贈り物をする際に限らず、メールや電話が主なコミュニケーション手段となった最近では、手書きのお手紙をいただくだけで、嬉しい気持ちになります。お手紙を書く側も、文具売り場には季節のお花や風景、動物など、バラエティに富んだ葉書や便箋があるので、選ぶだけで楽しくなります。ぜひ、気持ちや心遣いを込めたお手紙と一緒に贈り物をしてみてはいかがでしょうか。